yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

プレミアムフライデー雑感

昨日はプレミアムフライデー! だったのだが、うちの職場ではプレミアムフライデー感はまるでなかった。厚労省でも霞ヶ関ではプレミアムフライデー活用促進のお達しが出ていたらしいが、末端のうちの職場までは全く通知されずの施策スタートであった。 私は…

「第25回HRmicsレビュー」残業は常識では減らせない

1月19日(木)に半休を取得し、いざ大阪梅田まで日帰り遠征。目的は海老原嗣生さん主催のセミナー「第25回HRmicsレビュー」への参加。 今回の講演テーマは「残業は常識では減らせない」。 まさに今の自分の仕事の最重要課題であったため、開催案内を見た瞬間…

大ヒットドラマ「逃げ恥」と人事管理モチベーション理論

昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」 略して「逃げ恥」。 数年来のガッキーファンの私は、当然全部視聴。 とは言ってもリアルタイムでは1〜3話(ハグの日手前の回)、10話(プロポーズの回)、11話(最終回)しか見ることができなかった。ハグ…

某誌コラム「長時間労働削減の前提としての労働時間適正把握」

某労働基準協会の会報に掲載予定のコラムを転載します。 普段考えていることを文章化して広くしらせることも監督官の仕事です。(あれ…普段からネットでやっていることと何が違うんだ…(?(゚∀゚)?)) 「長時間労働削減の前提としての労働時間適正把握」 労…

労働基準法はなぜ守られないか〜使用者の認識フローチャートから考える〜

「労働法規は道路交通法規と同じくらい守られない法律である」 皮肉なことだが、非常によくできたフレーズだと思う。 「ブラック企業」という用語がメディアに取りあげられはじめたのは5年ほど前だが、このフレーズはそのはるか以前から使われ続けているも…

「裁判例」の落とし穴〜「労働基準広報」の致命的ミス

「労働基準広報」という業界専門誌がある。 株式会社労働調査会 が月3回の頻度で発行している定期刊行紙で、私の職場では業務参考のために定期的に回覧されている。直近の労働裁判判決の解説、雇用情勢の動向、マニアックなところでは巻末近くに労働基準監…

「労働法教育」と「キャリア教育」の狭間

GW最後の土日を使って東京まで出掛け、社会派っぽいイベントをハシゴしてきました。「社会派うどん人」活動の再開です。 ① 5/7(土)@下北沢B&B 本田由紀×今野晴貴「子どもと学校のゆがんだ関係」『君たちはどう働くか』刊行記念 ②5/8(日)@阿佐ヶ谷ロフ…

「残業税」という残業撲滅アイデア

東京の中野税務署に所属する残業税調査官の矢島顕央は、聴衆の高校生に向かって演台から話をはじめた。 「サービス残業は脱税になります。」 「働かせる側はもちろん、働く側も犯罪になります。悪質な場合は、5年以下の懲役、または50万円以上の罰金が科せら…

【本棚公開】仕事と読書について問い直す

そこそこレベルの読書家である私だが、仕事に関係する本のラインナップはこんな感じである。 (その1:薄めの本) (その2:ぶ厚めの本) 人事の仕事をしていた時から人事関連本は購入していたが、その大半は東京から現在住んでいるアパートに引っ越した際…

国家公務員版「ゆう活」スタート:インセンティブなき働き方改革の行方

7/1 国家公務員を対象に「ゆう活」が始まった。 「ゆう活」とは、勤務の開始時間を早めて夕方には仕事を終え、生活を充実させる試みだと政府は説明している。 ◯What's 「ゆう活」?? 首相 「ゆう活」で長時間労働変える NHKニュース 政府は働き方改革の一環…

「メンバーシップ型/ジョブ型」意識調査

4ヶ月ぶりのブログエントリー。〜休眠から帰還〜 1週間ほど前に、みずほ情報総研が、日本の雇用形態にかかわる意識調査をしていたので、それについて考察しよう。 調査内容は以下のタイトルをクリック! &…

なぜスポーツ代表選考は揉めるのか

中学高校の6年間は卓球部だった私。今はラケットを握ることはほとんどないのだが、東京に住んでいた頃は全日本選手権を見にいくほど卓球熱はまだ残っている。 今回は卓球界の揉め事から、話を広げていこうと思う。 【卓球】ミキハウス社長「不透明選考」で協…

労働基準行政の敗北なのか?「国際自動車」タクシー訴訟から考える

労基署での日常の業務をこなすことで精一杯になっていないか?と日々自省する私にとって、昨日夜に報じられたNHKニュースは強烈なものだった。 →リンク先では3分程度のニュース動画も見ることができる。 <冒頭抜粋> 東京にあるタクシー会社が、残業をした…

ニューイヤー駅伝から切りとる新規参入の歴史

新年あけましておめでとうございます! 2015年最初のブログエントリーは、労働問題から離れて、吾輩の趣味であるランニングにまつわるテーマでスタート! 新年の駅伝といえば 1/1 ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝) 1/2 箱根駅伝往路 1/3 箱根駅伝復…

【まさかの大特集】労基署がやってくる(週刊ダイヤモンド)〜後編〜

週刊ダイヤモンド「労基署特集」にかかるブログエントリー後編。 職場で話題になったのは意外と遅いタイミングだった。発売週の木曜になってようやく上司の間で話題になり始め、早々と購入していた私のものが、課内で回覧されたという。。ブログまとめ用にコ…

【まさかの大特集】労基署がやってくる(週刊ダイヤモンド)〜前編〜

今週の週刊ダイヤモンドの特集は 「労基署がやってくる!」 「サービス残業してませんか?」 労基署はある日突然やってくる(週刊ダイヤモンド) 中の人の私にとっては、”週刊誌の特集はある日突然やってくる”といったところ。ブラック企業関連等の記事で労…

技能五輪(愛知大会)を見学してきました

ものづくり王国愛知県で技能五輪とやらが開かれるというので、行ってきました名古屋会場へ。 ◯ What's 技能五輪?? (第52回技能五輪全国大会 HPより抜粋) 技能五輪全国大会は、特定の技能を身につけた満23歳以下(一部競技を除く)の若手技能者による、技能…

〜絶対に訴えてやる!〜:日テレ女子アナ内定取消し訴訟の行く末

ここ1年ほどは硬派に淡々と労務関連雑感を書き留めていたこのブログ。 だが、実は最初の記事は総エントリー数8本にもわたる「女子アナのキャリア」論というウケを狙った俗っぽいものだったんよね。 <a href="http://social-udonjin.hatenablog.com/entry/2013/04/15/115545" data-mce-href="http://social-udonjin.hatenablog.com/entry/2013/04/15/115545">女子アナのキャリアと学歴 (その1) - yamachan blog (社</a>…

企業側から見たホワイトカラーエグゼンプション(日経電子版:丹羽さんコラムより)

今年の春にかけて労働界隈を賑わせていたホワイトカラー・エグゼンプション。(以下、WEと略す。)最近とんと話を聞かなくなっていたが、久しぶりに日経紙面に久々にこの話題が出ていたのを発見した。 掲載媒体は日経電子版独自のコラム。 (電子版会員でな…

労働法ワンポイントメモ:「公益通報」と「申告」

最近の労働関係の話題を掘り起こしておこう。 〜〜ネタは「たかの友梨ビューティークリニック」〜〜 ◯「たかの友梨」研修費天引きで仙台労基署勧告:河北新報 エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」仙台店(仙台市青葉区)で、従業員の給…

探求テーマ「試用期間」(2014なつやすみの自由研究)

昨年に引き続き夏休みの自由研究をやったろうと思う。 前回は、「公務員の労働ルール」をテーマに、ブログに論考をまとめてみた。 ◯ 夏休みの自由研究、はじめるよ!(2013.8.3) ◯ 公務員:内定取消しの落とし穴(前編)(2013.8.5) ◯ 公務員:内定取消し…

「国家公務員5年で10%削減」報道にみる内閣人事局

昨日の夕方に目に入ったニュースについて斬る! ◯ 国家公務員の10%、配転・削減…海保など増員(読売新聞) ◯ 国家公務員、毎年2%削減 政府が方針決定(日経新聞) ◯ 国家公務員:10%以上を配置転換・削減(毎日新聞) 報道機関によって見出しが少しづ…

地域手当の謎を追え

お国の役所勤めとなってから3ヶ月余りが経過した。 その間に給与明細を何回かもらったわけだが、どうにも解せない明細費目がある。 それは 「地域手当」 地域手当そのものは国家公務員に限った話ではなく、銀行・証券など全国転勤可能性がある民間企業であれ…

【書評】君の働き方に未来はあるか(大内伸哉)

君の働き方に未来はあるか? ビジネス書・自己啓発書コーナーに置いてある本かと勘違いするタイトルであるが、これは労働法の専門家が書いた新書である。 著者は神戸大学大学院法学研究科の教授。「アモーレと労働法」という甘美なタイトルのブログを執筆さ…

【初心忘るべからず】理想の労働基準監督官とは

今回は、趣向を少し変えて、自らの仕事に関して思うところを書こうと思う。 多少青臭い話が混じるかもしれないが、ご容赦いただきたい。 ◯ 念のための自己紹介 私が今年の4月から就いている仕事、それは 労働基準監督官 という国のお役人である。(仕事内容…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その4)〜「ReSET」という名の「リストラ」〜

スローペースで続けている、「いいひと×20年前の人事雇用の課題」 シリーズ 今回のテーマは “中高年リストラ” ◇リストラ編のあらすじ バブル崩壊後の不況の煽りを受け、経営危機に陥ったライテックス社。人件費削減を主目的とする中高年社員を対象としたリス…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その3)〜派遣社員とメンバーシップ型雇用〜

「いいひと。」×人事的課題 のシリーズ第3弾。 今回のテーマは、"派遣社員" メインとして登場するのは、桃井珠子(22) *1 高校卒業後、販売員として4年間はたらく。今はライテックス社の派遣社員として、丸一百貨店にて勤務。水着売り場担当。 営業成績はト…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その2)〜均等法第一世代の女性総合職〜

漫画「いいひと。」を材料に約20年前の人事的課題を探ってみようというシリーズ。 あくまで漫画なので、現実をそっくりそのまま切り取っているわけではないが、かといって全てがファンタジーというわけではない。漫画に表出してくる当時の時代状況や規範意識…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その1)

自分が好きな漫画から20年前の人事雇用をプレイバックすることを試みようと思う。 題材は、「いいひと。(高橋しん)」 「いいひと。」は、雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された高橋しん作の漫画。 底抜けの「いいひと」北野優二(以下、作中表記に…

職場でお宝発掘〜芸人ヒロシは労働局で救われるのか〜

ある日、職場でパンフレット整理をしていたら、お宝を発掘! これは役所にしてはハイセンスなクリアファイル広告だ! ”ヒロシです。悩んでいるだけでは、いかんとです。” 一発屋芸人の輩出にかけては右に出る者がいない、サンミュージック。そこに所属して一…