yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

女子アナのキャリアと学歴(その6) ~人材育成編その2~

 一向に終わらないこの連載。終章までの道筋を先にお知らせしましょう。

 

(その6)女子アナの人材要件 ~職人とアイドルの狭間で~

(その7)究極の女子アナとしての大江麻理子 ~大江どんはフジを超えた~

(その8)女子アナと学歴 ~早慶 vs 女子大~

 

その7は、「前田敦子はキリストを超えた」のオマージュです。文字に起こすと本当に気持ち悪いですね。

  

というわけで、今回も張り切って切り込んでいきましょう。

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①各社の求める人材像

求める人材像、というわけで各社の新卒採用ホームページからの抜粋。ドン!

 

◆NHK

「ことば」を駆使して視聴者に伝える音声表現のスペシャリスト。アナウンス技術を日々磨くのはもちろん、ジャーナリストとしての視点を持って多様なテーマを取材する。ニュースキャスター、司会、スポーツ実況、生中継、インタビュー、ナレーションなど活躍する場は広い。豊かで臨機応変なコミュニケーション能力が求められる。

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http://www.nhk.or.jp/saiyo/teiki/information/work.html

 

日本テレビ

アナウンス職を対象にした会社メッセージはなし

全体採用テーマは 「できないことはひとつもない」

 

新しい番組を作る!!  

新しいビジネスを開拓する!! 

できないことを変えてみせる!!!

そんな強い情熱に加え、精神的にも体力的にもタフで、柔軟な発想ができる人材。

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http://www.ntv.co.jp/jinji/company/index.html?category-02

 

テレビ朝日

アナウンス職を対象にした会社メッセージはなし

全体採用テーマは Emotion 「面白い!」を仕事にする

アナウンサーのお仕事 若手ホンネ座談会

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https://saiyo.tv-asahi.co.jp/2014/special/announcer/

(ショートカット好きにはたまらないですね:D)

     

◆TBS

アナウンス職を対象にした会社メッセージはなし

全体へ向けた採用テーマは ★創る ★伝える ★掴む

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http://www.tbs.co.jp/job/jinji/

 

テレビ東京

社長メッセージのみ 

私たちは「どこの局とも違う個性と独自性」を武器に、常に新しい番組を開発し、挑戦を続けてきました。そんな私たちが求める人材は、とにかくテレビが好きで、斬新な番組を作りたいという情熱を持った人です。

他局には真似のできないテレビ東京らしいコンテンツを生み出せるアイディアと、それを形にできる粘り強さをもった若者を歓迎します。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

http://www.tv-tokyo.co.jp/jinji/

  

◆フジテレビ

アナウンス職を対象にした人事からのメッセージはなし

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http://www.fujitv.co.jp/school/ana/faq.html#answer5

 

◆まとめ

アナウンサー個人のメッセージはあるものの、会社がアナウンサーに求める人材像というものはいまいちはっきりしませんでした。

「新しい・斬新な・面白い番組を作る」 と言われても…ピンときません。

 

この中では、NHKが異質です。アナウンサーと報道記者との垣根が低いNHKならではといえるでしょう。

 

マイページに入ることが出来れば、詳しいメッセージを見ることができるのでしょうが、2014採用は終了しているため、無理でした。

 

    

②求める像と実態の乖離

◆タテマエとしての「職人」

採用ページでは、女子アナに求める人材像を見出すことは難しかったですが、新入社員研修のページを見ると、土台として的確なアナウンス能力が求められていると考えることができそうです。

前回掲載のフジテレビの新入社員研修ブログでみられるように、研修30日間をほぼ全て発音・発声練習に費やしています。

 

「職人」としてのアナウンサーを企業としては求めているわけです。

 

しかし、そのように育てられた女子アナは本当に基礎アナウンス能力が高いといえるのでしょうか?

昔との単純比較はできませんが、女子アナの基本アナウンス能力の低さを指摘する声は数多く上がっています。

読み間違え、滑舌が悪い、そもそも頭が悪い等、散々な言われようをされる場合もあります。

 

◆ホンネとしての「疑似アイドル」

それに対して、疑似アイドルとしての女子アナは加熱の一途をたどっています。 

NHKを含む6局はすべて、アナウンサーポータルサイトを作っています。

アナマガ フジテレビ 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

http://www.fujitv.co.jp/ana/index.html

  

これを見て皆さんはどう思うでしょうか?

アナウンサーのブログも見てみましたが、芸能人のアメブロかと見紛いました。

彼女らが望もうが望ままいが、アイドルとして振る舞わざるを得ないのです。 

 

また、本家アイドル業界からの参入者も平井理央紺野あさ美と出てきました。

女子アナのアイドル化は抗うことのできない流れといえましょう。

 

私は女子アナにアイドル的人気が出ようが、構わないと思っています。

しかし、取材やアナウンス技術がしょぼい女子アナが量産される現状は

見ていて悲しいなあと思ってしまいます。

 

③これからの女子アナかくあるべし論

HPに載っていなかったので、勝手に女子アナかくあるべし論をぶち上げてみます。これが、これからの女子アナに必要だと考える3要素です。

 

・的確なアナウンス能力

・タレント性 (ルックス+情報発信能力)

・共演者のよさを引き出す能力と知性

 

 一つ目、的確なアナウンス能力。これはすべての土台です。

 

二つ目、タレント性。

アイドル化には抗えないという前提に立ちます。

そりゃあ、ブサイクよりは美人の方が見栄えがいいのは当たり前です。

しかし、最近の女子アナは容貌に加えて「キャラ」が重視されます。

ブログ・twitterで私生活と個性を切り売りする能力も求められます。

 

 三つ目、共演者のよさを引き出す能力と知性。

 

アナウンサーは番組の司会や進行サポートをすることの多い職業です。

それをそつなくこなすだけでなく、お笑いタレントから政治家まで共演者の幅は広いですが、そのような人たちの良さを引き出すことが出来れば番組の視聴率を上げることにつながります。

そのためには、気配りの能力や相手に合わせて知識を付けることが必要です。

 

 

この3条件を兼ね備えた究極の女子アナ。

これこそテレビ東京の大江アナだと、わたしは強く主張します。

 

  

ヒートアップしてきました。

次回は完全な主観記事になります、ご了承ください。 

 

 

!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!! 

 

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