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yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

【完結編】女子アナのキャリアと学歴(その8) 女子アナのキャリア ~早慶 vs 女子大~

とうとう女子アナ論も完結です。書き始める前は2・3回で終わるものかと思っていたのですが、気がつくとこの記事で8本目になりました。

 

おしまいに、原点のデータ重視の姿勢に戻り、

「女子アナと学歴」分析といきましょう!!

 

*調査対象のおさらい

1993年~2012年の20年間に、NHK+民放5局にアナウンサー職として新卒採用枠で入社した女性(中途採用や記者からの移動は除外) 

 

NHK 47名 / 日本テレビ 34名 / テレビ朝日 35名

TBS 33名 /  テレビ東京 23名 / フジテレビ 44名  計 196名

 

 

①女子アナの採用実績校

出身大学が完全公開されているということが、女子アナの分析をしようと思った要因の一つでした。普通の会社は採用実績校さえ公開していないことも多いのに対して、女子アナは個人レベルでのひも付けまで可能です。まさに調査対象として至れり尽くせりだったわけです。

 

では、採用数の多い大学から順に見ていきましょう。

 

1位 37人 慶応大 ←ダントツ

2位 17人 早稲田大 ←早慶でワンツー

3位 12人 青山学院大 

4位 10人 法政大、上智大 

6位   9人 立教大、聖心女子大 ←割って入るお嬢様大

8位   8人 東京大、東京外語大、学習院大 ←ようやく国立大

11位     7人    成城大、お茶の水女子大

13位  6人  東京女子大 

14位  5人  日本女子大

15位  4人  京都大 ←意外といる(驚)

16位  3人  明治大、フェリス女学院

18位  2人  大阪大、茨城大、国際基督教大東洋英和女学院

 

採用実績が1名の大学は省略します。

 

◆結果

・圧倒的に私立>国立

・予想通り早慶が双璧。(思ったより二校に差があり。)

・中堅女子私立大の採用実績が多いのが意外!

 (聖心女子大東京女子大日本女子大etc.)

 

 

 ②偏差値ランク別、採用実績

採用実績のある大学を、国公立と私立に分け、さらに偏差値ランク別にA~Dの4ランクに分類集計したのが、以下の結果です。

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ランク区分は以下の通りです。

ランクの区切り方は勝手に決めたので、多少異論のある方もいるかもしれませんが、ご了承ください。また、国公立のランクが私立の同ランクと同程度の偏差値というわけでもありません。国公立内、私立内でのランクと考えて下さい。

<国公立>

A:最上位 東大、京大、阪大、一橋大

B:上位  残りの旧帝大+東京外大

C:中堅  お茶の水女子、筑波大、横浜国大、首都大、千葉大

D:その他 茨城大、岡山大、山形大  

<私立>

A:早慶上智+ICU

B:MARCH

C:学習院、成城、成蹊、明治学院、南山、津田塾、東京女子、日本女子

D :その他 聖心女子、フェリス女子、東洋英和女子など

  中堅女子大が大半

   

 

◆結果

NHK以外は学歴偏重とは言い切れない。

 

NHKは国立と私立の人数比がほぼ1:1かつ、C・Dレベル私大の人数が少なくなっています。普通の日本最大手企業の総合職によくみられる学歴構成といえるでしょう。

 

それに対し、他の民放5社はC・Dレベル私大の人数が多くなっています。歴史のある私立女子大(聖心女子・東京女子・日本女子など)が採用数を稼いでいることが要因です。

早慶上智+私立女子大が採用の大多数を占める職場といえば、総合商社の一般職がこの構図に近いといえます。商社の場合だと、早慶上智より私立女子大の方がやや優勢と、民放女子アナとは比率が逆転していますが、その集団に含まれる出身大学は非常に似通っていますね。

(商社のアバウトな情報を小出しにしても怒られないよね…(・.・;)

 

 

 早慶 vs 女子大

これまでの分析で、女子アナ採用市場において女子大が意外な存在感を発揮しているという事実が分かりました。女子大にフォーカスを当てると面白そうなので、掘り下げていきます。

早慶と女子大で、採用総数における割合を年次別に比較するとどうなるでしょうか。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

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◆結果

2000年までは、女子大の方が優勢、21世紀に入ると早慶が女子大を圧倒するという結果が出ました。今日では早慶(+上智)卒女子アナが目立っていますが、それは昔からの現象とは言えないようです。

ですが、これではまだ比較は不完全なものにとどまっています。早慶在籍の女子大生数と女子大在籍の大学生数を分母にして比較しなければいけません。

骨が折れましたが、20年平均での1学年の人数を概算レベルで出してみました。

 

早稲田 約2900人 

*20年平均での女子学生割合:26%と仮定

 1990年21%、1998年26%、2008年29% 

 

慶應  約1700人 

*20年平均女子学生割合:24%と仮定

   1990年20%、1998年29%、2008年25% 

早慶 計:約4600人

 

採用実績2名以上の女子大(聖心・お茶女・東京女子・日本女子・フェリス・東洋英和)の入学生平均値の合計

*近年3~5年の公開情報をもとに作成

女子大 計:4835人  

 

ほぼ、分母の数は拮抗していました。

 

しかし、1990年代と現在の当該大学入学者数にそれほど違いはないものの、現在と20年前とでは大きく違う要素が一つあります。

 

そう、早慶の女子学生割合です。

1990年では早大20%、慶大21%

2008年では早大29%、慶大25%

この20年で早慶の女子大生総数が大きく増加したのです。

それに対して、女子大は学部増を行うことは珍しいため、総数が大きく増えていることはないと思われます。

 

1990年代の女子アナ採用市場は人数総数で優位に立っていた女子大出身者がやや優位であったものの、じわじわと女子割合が増加した早慶が女子大を上回ってきていると、私は分析します。  

 

 

長かった女子アナキャリア分析もこれでおしまい。

一つの職業を時系列と会社横断的に見ることで、色々と面白いことがわかりましたね。おいらはこんな感じで、調べたい!と思ったことはとことん調べるたちなので、今後も探究テーマを見つけたら、大型連載型記事にすることがあるかもしれません。

 

 

 

!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!!