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yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

「ホンネ症候群」橋下センセイへ~

橋下大阪市長がやらかしたようですね。

橋下のシバキアゲ主義に対して嫌悪感しか抱かない自分は、本音では「ざまあみろ!」ですが、少しだけ理性的に考えてみましょう。

 

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◆ネット記事:http://www.j-cast.com/2013/05/14174959.html

 

◆橋下の失言批評

彼の発言で問題視されるであろう点は3つ
1.日本軍の慰安婦の強制連行はあったのかという事実認識問題
2.慰安婦と現代の風俗嬢を同じ文脈で扱うような雑な倫理問題
3.米軍司令官に対し、的外れな提案をしたTPOゼロ問題

 

確かに1.2.について、全てが間違っているかといえば、そうではありません。発言原文を読むと、メディアの報道とは違い言葉を選んで話しているように取れる部分もあります。

しかし、3.については擁護のしようがありません。

「米軍は婦女暴行するくらいなら、風俗を使え!という」ゲスい内容だけで十分酷いですが、「それを言って日本は何か得するのか?しかもなんでお前が偉そうにいうねん。。。」その一言で終わりです。


政治家という公人たるもの、軽い言葉は慎む必要があるでしょう。しかも、今回は外国とのセンシティブな問題をはらんでいるケース。国務大臣であれば数日で首が飛ぶどころか、次の選挙で失業確実の失言でしょう。野党第二党の共同代表の国外に対する影響力はいかほどか分かりませんが、「言ってはいけないこともわからんアホがおる」と思われるくらいではすまないでしょう。

 

ここで考えたいのは、彼は、失言認定されて足をすくわれかねないような、「ホンネ」の言葉を通して、人気を上げてきたという特異な政治家であるという点です。

*「ホンネ」と鍵括弧に括っているのは、当人にとって本音である必要はなく、伝わる者にとって本音だと認識される言葉という意味です。

 

 

◆橋下の人気の源泉~「ホンネ」政治ごっこ
旧来の政治家のマイナス面を全否定することで、彼は支持率を上げていきました。

・紋切り型のタテマエ答弁しかしない→「ホンネ」の言葉で断言する!

・物事を決められない→決めた(ようにみせる)!

・妥協する→妥協しない(ようにみせる)!
  
彼は、政治家らしくない言動をすることで、有権者にウケることに長けた政治家であることは間違いありません。

しかし、「ホンネ」政治で何が変わったのでしょうか?

今回の件だけでなく、彼は「ホンネ」を剥きだしにすることで、無駄とも思える衝突を作り出してきました。確かに政治は利害衝突の場です。しかし妥協点を見据えながらでないと単なる喧嘩になって決められないだけです。

しかも、今回の場合のように倫理・道徳が絡んでくると、もう政治の射程範囲外になってきます。別に政治家はジャーナリストや学者のように正しい事実を追求することが仕事ではありません。予算や法律案を審議して国家の仕組みを少しづつよくすること、これが政治家の仕事でしょう。

彼の「ホンネ」政治は政治家の仕事の権限逸脱です。

 


私は一時期、彼の著作を読んで、「表では過激だが、裏では対立陣営と熟議をして決定しているしたたかな政治家」なのではないかと思ったことがありました。

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自分の見る目のなさに対して恥ずかしい思いでいっぱいです。

 

 

~ good by  Hashimoto ~   

 

 

!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!!