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yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

ハフィントンポストに対するイライラ~良質なコメント言論空間のために捨てられたもの~

時事ツッコミ

インターネットメディア:ハフィントンポスト日本版の開始から10日余りが経った。

 

ネット界隈ではそこそこ話題になっていたが、一般的な知名度は低く、「なにそれ、ワシントンポストのパチモン?」というレベルだと思うので、まずは説明。

 

ハフィントンポストとは

ハフィントンポストは、アメリカ合衆国発のインターネット新聞。様々なコラムニストが執筆する論説ブログおよび各種オンラインメディアからのニュースを集約したサイト。政治、メディア、ビジネス、エンターテイメント、生活、スタイル、環境運動、世界のニュース、お笑いなど幅広くトピックをカバー。

 

日本版はこちら

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↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

http://www.huffingtonpost.jp/

(*アホなことにgoogle先生の検索だと、このページがトップに出てこない。)

 

 

◆記事の構成(疑似naverまとめ)

一見すると分かることだが、ニュースは独自取材は殆どなく、既存のメディアリリースをくっつけたものだといえる。それにBLOGOSのようなネット論壇人の評論が添えられている。

独自評論はあっても独自取材がなく、「naverまとめ」かと見紛うようなコピペ中心の記事が多く、レベルが高いとはいえない。ここは今後の改善に期待したい。

 

 

◆良質なコメント言論空間がウリのニュースサイト

このニュースサイトが、ほかのサイトと違う点は、記事に対する、ユーザーコメントによる交流・意見交換を促進しようとしている点にある。

 

日本版で編集長を務める松浦茂樹のコメント

http://www.huffingtonpost.jp/shigeki-matsuura/post_4719_b_3206755.html

ハフィントンポストが従来のニュースサイトと違うのは、ニュースやブログをベースにした、ユーザのポジティブな意見交換を目的のひとつにしていることです。アメリカでは、月4600万人のユーザが月間800万件以上のコメントを投稿しています。ハフィントンポスト日本版でも、ユーザがコメントで活発にコミュニケーションをはかれるよう、努めてゆきたいと思っています。”

 

 「ネットはバカと暇人のもの(*中川淳一郎)」とよく言われる。ヤフーニュース、2chを筆頭に、オープンにされたネット上のコメント欄の酷さは目に余るものがある。

ハフィントンポストは、コメントを事前承認制にすることで、コメント欄の荒らしを排除しようと試みている。そのこと自体は悪くない。実際にコメント欄も荒れていないし、時折面白い意見も見られる。

 

 

◆良質な言論空間のために犠牲にしたもの

だが、事前承認制にすることで、他の大きなものを失っているのではないかと私は考えている。

 

実際に、いくつかの記事に対してコメントをしてみた私の感想としては、承認まで時間がかかりすぎるのが最低最悪である。

 

初めてコメントを書いたときのフローは以下の通り。

 

→ コメントを書いて投稿ボタンを押す

→ 承認されるまでコメント欄には掲載されませんとの注意書きが出る

→ ページ更新 書いたコメントが画面から消える

  確認中コメントの数字も0になる 1時間待ってもコメントは画面に出ない

 (むかついたため、その後全く確認はせず数日後)

→ コメントを書き込んだページに戻ると、コメントが載っている…

 

 

おいらは、ぶちギレそうになりましたよ、ほんとに…

 

確かに"承認されるまでに数時間かかることがあります。" というような注意書きがサイトには書かれている。膨大な記事を少ない人数でチェックしているのだから時間がかかるのは仕方ないかもしれない。

また、コメント投稿を承認しましたというアラートを実装することで、コメントが載ったかどうかイライラすることも減るかもしれない。

 

 だが、コメント投稿ボタンを押してコメントが載るのに、数時間もかかるという状況は事務局人員の大幅増員でもない限り、短期的には変わらない。この状態はネットの情報伝達のスピード感に慣れた私たちにとって、致命的にイライラすることなのではないだろうか?

 

ネット上にコメントを積極的に書き込む人間は私も含めて自己顕示欲の高い人間である。そのような人間は、自分のコメントに対する反応がどうなのかがすごく気になる。twitterで@やRTされていないか時々チェックするように。

だが、自らのコメントに対する反応どころか、自分のコメントがネット上に載るのに数時間のタイムラグがあるとしたらどうだろうか?

 

私の感覚からすると、今のネット上の数時間は、あり得ないくらいの長い時間だと思う。気ままにコメントを書いて、「載るかな~(わくわく)」という風に思える時代ではないと思うのだ。そんな時代は、深夜ラジオのはがき職人で終わりである。

 

 

また、自分はtwitterfacebookでニュースを引用して、コメントを書くことがよくある。このブログもしかり。そこでは、ハフィントンポストのように投稿に事前承認が必要なわけではない。そこに対するコメントは荒れることもないし、有益なアドバイスを仲間から頂けることもある。

 

また、今の時点でハフィントンポストの存在を知っていて、投稿をするというような人たちは、ネット事情に詳しく、社会問題に対する意識が高い人間だと思う。そして、そのような人たちは、私と同じようにtwitterfacebookといった別媒体を、荒れない意見投稿集約の場として使っている人も多いのではないだろうか。

そのような人にとっては、当サイトのサービスにコメント投稿をする利点があまりない。

仮に、私のようなことを感じている人が多いのであれば、アーリーアダプタ層が飽きることで、サービス消滅の危機をすぐに迎えることもあり得るだろう。

 

 

というわけで、私はなまあたたかくハフィントンポストの行く末を見守っていく所存だ。もうコメント書き込みはしないだろうだろうけれども。。。

 

 

 

!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!!