〜勝手に師匠を作る読書法〜
つい先日、自宅近くの書店で衝動買いした一冊の本がある。
著者は大手SIである"新日鉄住金ソリューションズ"の人事部長を務めている方で、人事系雑誌では時折顔を出されるお偉いさんである。この本は、処女作である 「働くこと」を企業と大人にたずねたい に続く2冊目のようだ。
なぜ私がこの本を衝動買いしたかというと、ひょんなことがきっかけで中澤さんと知り合ったからである。
・Twitter経由友人の大ボスが中澤さんだと知る(3年前)
・リクルートキャリア主催の人事イベント(HRmics)でお会いする(3〜2年前)
・前職の同僚と中澤さんが知人で、お酒の席でご一緒させていただく(2年前)
・HRmicsで久々にご挨拶する(半年前)
とりわけ深い関係性があるわけでもないのだが、偶然がいくつか重なっていることから、私が勝手に師匠だと思っている方のひとりである。
◇勝手に師匠をつくる読書法 (基本レベル)
著者を師匠だと見做すことが私の数年来のマイブームで、読書にも活かしている。
方法は至極簡単。”著者を師匠・自分は弟子” だと妄想しながら読むだけだ。
著者が知っている方の場合は、読んでいくうちに著者の話し方や表情が脳内再生される。そして著者の主張に対して、生意気にも口答えするかのように、本に自分なりの突っ込みを書き込んでいく。
また、お会いする機会があれば、本の内容について意見をぶつけてみるのである。
◇勝手に師匠をつくる読書法 (発展レベル)
彼以外に人事関係で師匠と私が勝手に呼んでいる著者が3人ほどいる。
(1)濱口桂一郎さん ー近著:若者と労働(中公新書ラクレ)
(2)海老原嗣生さん ー近著:日本で働くのは本当に損なのか(PHPビジネス新書)
→ (株)ニッチモ
(3) 常見陽平さん ー近著:普通に働け(イースト新書)
図らずもこのお三方は、最初は単なる脳内上の師匠であったにもかかわらず、少しだけのお金と行動で私にとってのリアル師匠となった例である。
(1)濱口さん
数年来彼のブログを読む→【脳内】
某大学院での講義に聴講生として参加→【リアル】
(2)海老原さん
彼がモデルであるエンゼルバンク(漫画)を読む→【脳内】
講演会に参加し、なぜか人生相談をしていただく→【リアル】
(3)常見さん
就活のバカヤローなどの著作を読む+twitterでの会話→【脳内】
彼の著者イベントに参加し、著者養成講座にも参加→【リアル】
リアル師匠に格上げされたきっかけは、AKBではないが”著者に会える”イベントである。
首都圏に住んでいると著者イベントが数多く開かれている(だいたい2000円〜3000円程度)。また、大学の科目履修も意外に安価で数万円で数十時間の濃密なレクチャーを受けることが可能である。
確かにリアル師匠をつくることは、実際に著者にお会いする機会の多い首都圏に住む人たちの特権かもしれない。
だが、地方在住の方でも、前半で述べたように脳内で師匠を作って、レクシャーを受けるイメージを持って読書をするだけでも、普段とは違った読み方ができると思うので、なかなかオススメである。
ふむ。。
中澤さんの本を熟読したら、師匠に連絡とってみましょうかねえ。
!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!!