読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

女子アナのキャリアと学歴(その5) ~人材育成編

女子アナキャリア論の連載を1週間以上放置してしまっていました。

必ずやG.W.中に完結させます。


今回のテーマは女子アナの人材育成


女子アナとお友達であれば、調査的にも私個人的にもウハウハなのですが、そんなうまい話があるはずもないので、公開情報を基に考えていきましょう。


①女子アナ就職までのプロセス

◆東京キー局アナウンス職の選考スケジュール

3年生12月~1月 エントリーシート提出
3年生  2月~3月 採用試験(面接・実技)

倫理憲章なんのその、アナウンサー職は他職種に比べ早く内定が出るようです。キー局に落ちた大学生は、準キー局→地方局と全国行脚の旅に出かけることも少なくないようです。   
 

◆アナウンスセミナー:金を払う実質インターン選考か?
TV局傘下のアナウンススクール

日テレ学院 http://www.ntvg.jp/ 

テレビ朝日アスク http://www.tv-asahi-ask.co.jp/

・TBSアナウンススクール http://www.tbs.co.jp/radio/tbsan/

・フジテレビ アナウンストレーニングhttp://wwwz.fujitv.co.jp/anatore/index.html

 

10~20回の講座で10万円程度と想像していたよりは値段は良心的です。
女子アナを目指す大学生はお金を払って、アナウンサーとしての基本スキルを学ぶことになります。

アナウンサー新入社員研修と内容が被るため、人事としては研修コストが安くなり、お金も入ってくる、青田買いも余裕で出来るといういいことずくめのビジネスモデルですね。

(ゲス顔)

 

②一人前になるまで
◆新入社員研修

参照)2012年 新人アナウンサー研修日誌(フジテレビ)

http://blog.fujitv.co.jp/shinjin2012/index.html
  

・アナウンサー職の研修は系列他社との合同、期間は1ヶ月半

・講師は現役・OBアナウンサー陣

・発声に始まり発声に終わる、リポータ―練習などはおまけ程度

 

徹底的な基礎訓練を行った後に、OJTという名の番組での実践が始まるというわけですね。

 

◆担当路線振り分け制度 
わかりやすいフジテレビアナウンサーを例に取り上げましょう。この会社はアナウンサー出演番組のジャンルを路線を早い段階で分けることが特徴です。
   

・報道路線:秋元優里 :スーパーニュース→ニュースJAPAN

・スポーツ路線:内田恭子 →すぽると
・バラエティ路線:加藤綾子 →○○パン→笑っていいとも

      

入社1~2年目に初期配属された番組で色づけされ、そこからの方針転換はあまりないように思います。なぜか? 

女子アナ=ギャラのかからない女性タレントと考えると、その理由もすっきりします。女性タレントでも、モデル枠・三枚目枠・インテリ枠とキャラ付けが明確化しています。

キャラがはっきりしていると起用しやすいものの、キャラが固定化してしまうと、別ジャンルに起用しづらいこともあります。

  

これが、担当路線振り分け固定化に対する私の仮説です。

  

③30代以降の女子アナ

「若さ」が女子アナの人材価値の大きなファクターです。

 30代以降でTV画面に出てくる女子アナが減るのは、「若い・かわいい」だけで重用されてきただけのアナウンサーだと、人材価値、はっきりいうと 商品価値の面で、若手アナウンサーに負けてしまうからです。

では、30代でTV画面から離れゆくアナウンサーはどういうキャリアを進むのでしょうか。

 

◆職種転換を伴う異動
例:報道部や広報部への異動 

職種別採用のため、職種をまたぐ移動は一般的ではありませんが、

日本テレビでは他社に比べてよく行われていることのようです。

  
◆管理職への道
アナウンス部長の椅子は男性限定ではなく、部長級の管理職は何人も誕生しているようです。

例)木村優子(日テレ)阿部知代(フジテレビ)

 

④各局の比較
◆フリータレント養成TV局? フジテレビ、日本テレビ

これまでの調査でわかったように、離職率が高いのはこの二つです。離職率が高いことが一概に悪いとも言えないのですが、何か共通の要因はあるのでしょうか?

 

それは女子アナを過度にアイドル扱いしてきたテレビ局だということです。90年代は日本テレビ、21世紀はフジテレビの女子アナの時代です。

過度なアイドル扱いが会社員(兼)タレント化を加速させ、現在の離職率の高さに繋がっているように思えてなりません。

  

◆典型的な日本企業人事慣行 NHK

まずは地方配属になるのが民放との違いです。

5年ほど地方支局でレポーター経験を積んだ後に東京本社に配属されることが多いようです。地方支店勤務からはじまる金融業と類似しているのが興味深いですね。
  
◆育成の星? テレビ東京 

個人的に一番好きなTV局ですが、女子アナの知名度は低いです。

一般的知名度のある女子アナは大江・大橋アナくらいではないでしょうか。

しかし、知名度はないが実力アナを育てているのがこの局の面白いところです。

 

報道分野で日経新聞との綿密な連携がなされていることが特徴であり、女子アナの育成にもそれが一役買っています。他局よりも新聞記者とのコラボが多く、必然的に政治・経済知識を勉強せざるを得ない環境だと思います。

嘘だと思う人は、朝5:45からのモーニングサテライトを見ましょう。

  
あとは誰もがアカンやろと思っていた、元モー娘紺野あさ美アナ。

どうせASAYAN絡みのコネで取ってしまったのだろうと、私は落胆していたのですが、ところがどうして。丸二年経ってスポーツ分野でちゃんとした女性アナウンサーをやっています。原稿読みも標準レベルだと思います。(主観)

テレ東侮りがたしです。

  

こうして調べていくと色々と考えさせられるものがあります。

半アイドル扱いされる女子アナ、それでいいのか?女子アナ?

 

 

これ以上突っ込むと長くなりすぎるので、今回はここでお開き。

次回は女子アナに求められる人材要件を考えてみましょう。

 

 

!!ばっ!!<おしまいの合図>!!ばっ!!