yamachan blog  (社会派うどん人の日常)

コシのつよいうどんのような、歯ごたえのある記事をお届けします。

2014-01-01から1年間の記事一覧

【まさかの大特集】労基署がやってくる(週刊ダイヤモンド)〜後編〜

週刊ダイヤモンド「労基署特集」にかかるブログエントリー後編。 職場で話題になったのは意外と遅いタイミングだった。発売週の木曜になってようやく上司の間で話題になり始め、早々と購入していた私のものが、課内で回覧されたという。。ブログまとめ用にコ…

【まさかの大特集】労基署がやってくる(週刊ダイヤモンド)〜前編〜

今週の週刊ダイヤモンドの特集は 「労基署がやってくる!」 「サービス残業してませんか?」 労基署はある日突然やってくる(週刊ダイヤモンド) 中の人の私にとっては、”週刊誌の特集はある日突然やってくる”といったところ。ブラック企業関連等の記事で労…

技能五輪(愛知大会)を見学してきました

ものづくり王国愛知県で技能五輪とやらが開かれるというので、行ってきました名古屋会場へ。 ◯ What's 技能五輪?? (第52回技能五輪全国大会 HPより抜粋) 技能五輪全国大会は、特定の技能を身につけた満23歳以下(一部競技を除く)の若手技能者による、技能…

〜絶対に訴えてやる!〜:日テレ女子アナ内定取消し訴訟の行く末

ここ1年ほどは硬派に淡々と労務関連雑感を書き留めていたこのブログ。 だが、実は最初の記事は総エントリー数8本にもわたる「女子アナのキャリア」論というウケを狙った俗っぽいものだったんよね。 <a href="http://social-udonjin.hatenablog.com/entry/2013/04/15/115545" data-mce-href="http://social-udonjin.hatenablog.com/entry/2013/04/15/115545">女子アナのキャリアと学歴 (その1) - yamachan blog (社</a>…

企業側から見たホワイトカラーエグゼンプション(日経電子版:丹羽さんコラムより)

今年の春にかけて労働界隈を賑わせていたホワイトカラー・エグゼンプション。(以下、WEと略す。)最近とんと話を聞かなくなっていたが、久しぶりに日経紙面に久々にこの話題が出ていたのを発見した。 掲載媒体は日経電子版独自のコラム。 (電子版会員でな…

労働法ワンポイントメモ:「公益通報」と「申告」

最近の労働関係の話題を掘り起こしておこう。 〜〜ネタは「たかの友梨ビューティークリニック」〜〜 ◯「たかの友梨」研修費天引きで仙台労基署勧告:河北新報 エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」仙台店(仙台市青葉区)で、従業員の給…

探求テーマ「試用期間」(2014なつやすみの自由研究)

昨年に引き続き夏休みの自由研究をやったろうと思う。 前回は、「公務員の労働ルール」をテーマに、ブログに論考をまとめてみた。 ◯ 夏休みの自由研究、はじめるよ!(2013.8.3) ◯ 公務員:内定取消しの落とし穴(前編)(2013.8.5) ◯ 公務員:内定取消し…

「国家公務員5年で10%削減」報道にみる内閣人事局

昨日の夕方に目に入ったニュースについて斬る! ◯ 国家公務員の10%、配転・削減…海保など増員(読売新聞) ◯ 国家公務員、毎年2%削減 政府が方針決定(日経新聞) ◯ 国家公務員:10%以上を配置転換・削減(毎日新聞) 報道機関によって見出しが少しづ…

地域手当の謎を追え

お国の役所勤めとなってから3ヶ月余りが経過した。 その間に給与明細を何回かもらったわけだが、どうにも解せない明細費目がある。 それは 「地域手当」 地域手当そのものは国家公務員に限った話ではなく、銀行・証券など全国転勤可能性がある民間企業であれ…

【書評】君の働き方に未来はあるか(大内伸哉)

君の働き方に未来はあるか? ビジネス書・自己啓発書コーナーに置いてある本かと勘違いするタイトルであるが、これは労働法の専門家が書いた新書である。 著者は神戸大学大学院法学研究科の教授。「アモーレと労働法」という甘美なタイトルのブログを執筆さ…

【初心忘るべからず】理想の労働基準監督官とは

今回は、趣向を少し変えて、自らの仕事に関して思うところを書こうと思う。 多少青臭い話が混じるかもしれないが、ご容赦いただきたい。 ◯ 念のための自己紹介 私が今年の4月から就いている仕事、それは 労働基準監督官 という国のお役人である。(仕事内容…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その4)〜「ReSET」という名の「リストラ」〜

スローペースで続けている、「いいひと×20年前の人事雇用の課題」 シリーズ 今回のテーマは “中高年リストラ” ◇リストラ編のあらすじ バブル崩壊後の不況の煽りを受け、経営危機に陥ったライテックス社。人件費削減を主目的とする中高年社員を対象としたリス…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その3)〜派遣社員とメンバーシップ型雇用〜

「いいひと。」×人事的課題 のシリーズ第3弾。 今回のテーマは、"派遣社員" メインとして登場するのは、桃井珠子(22) *1 高校卒業後、販売員として4年間はたらく。今はライテックス社の派遣社員として、丸一百貨店にて勤務。水着売り場担当。 営業成績はト…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その2)〜均等法第一世代の女性総合職〜

漫画「いいひと。」を材料に約20年前の人事的課題を探ってみようというシリーズ。 あくまで漫画なので、現実をそっくりそのまま切り取っているわけではないが、かといって全てがファンタジーというわけではない。漫画に表出してくる当時の時代状況や規範意識…

「いいひと。(高橋しん)」にみる20年前の人事的課題(その1)

自分が好きな漫画から20年前の人事雇用をプレイバックすることを試みようと思う。 題材は、「いいひと。(高橋しん)」 「いいひと。」は、雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された高橋しん作の漫画。 底抜けの「いいひと」北野優二(以下、作中表記に…

職場でお宝発掘〜芸人ヒロシは労働局で救われるのか〜

ある日、職場でパンフレット整理をしていたら、お宝を発掘! これは役所にしてはハイセンスなクリアファイル広告だ! ”ヒロシです。悩んでいるだけでは、いかんとです。” 一発屋芸人の輩出にかけては右に出る者がいない、サンミュージック。そこに所属して一…

STAP細胞騒動についての所感〜科学的思考と法律的思考〜

世紀の発見と取沙汰されたSTAP細胞。 本日4/16には、笹井副センター長の会見があったようで、大々的に報道がなされている。 ・実験ノート見ていない…小保方氏を指導の笹井氏(読売新聞) ・小保方氏「笹井さんにご迷惑おかけして申し訳ない」(朝日新聞) 残…

就職マニュアル本にみるセクシャルハラスメント

まずは次の短文を読んでいただきたい。 <私の面接体験記> テレビ局で、面接が終わって、部屋を出ようとドアノブに手をかけた瞬間 、「ところで、最近セックスしたのはいつ?」と聞かれた。もう終わったかと油断していたので動転してしまった。 ドア際で質…

怒られないためのtwitter自己防衛術(国家公務員見習い)

2010年の1月からはじめたtwitter。 総つぶやき数は32657回。(2014年2月27日現在) 一日平均20回以上、小難しいことをだらだらと掃き溜めのようにつぶやいているのだが、もうこれは趣味といっていいレベル。 そんなtwitterジャンキーの自分に悲報。 4月から…

帝京大駅伝監督に学ぶ〜トレーニングの基本のき

吾輩は社会派うどん人である。 また勉強派ランナーでもある。 私はどちらかと言えば頭から入るタイプで、ランニング関連の書籍が何冊も家にたまっているものの、練習量はまだまだという三流ランナーである。それに懲りず知識を習得すべく、帝京大公開講座「…

「合コンのやり方で面接をやってみる」電通にドロップキック

世間にはびこる「就職活動は恋愛に似ている」 論 これに対して異議申し立てを行ったのが、前回のエントリー。 今回は、「就職活動は恋愛に似ている」 論を採用イベントの中心に据えた、とある有名企業にドロップキックをかますこととしよう。 赤コーナーにそ…

「就活は恋愛に似ている」論に対する嫌悪感

『就活は恋愛に似ている』最近、就活界隈で跋扈しているこの言説。 これに対して、私はずっと嫌悪感に近いモヤモヤ感を持っている。 曰く、就職のプロセスと恋愛のプロセスが似ているという。 共通項としては、以下のようなものが挙げられやすい。 ①第一印象…